上海で都市封鎖延長 感染者1万人突破

都市封鎖が続く中国上海市でPCR検査を受ける市民ら=4日(新華社=共同)
都市封鎖が続く中国上海市でPCR検査を受ける市民ら=4日(新華社=共同)

【北京=三塚聖平】中国上海市は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同日が解除期限だったロックダウン(都市封鎖)を継続した。大規模な移動制限にもかかわらず感染拡大に歯止めが掛からず、封鎖状態の長期化が避けられなくなっている。

上海市当局は4日、市内全域で外出制限を続けると発表した。同日には全住民約2500万人を対象とした一斉PCR検査を実施。検査結果や分析が明らかになるまで、市全域で封鎖を続けるとした。解除時期は明らかにしていない。

上海では3月28日から市内を東部と西部に分けて段階的に封鎖。だが、4月1日に解除予定だった東部では、大半の地域で封鎖が続く。影響を最小限に抑えるため一斉封鎖を避け期間もあらかじめ区切ったものの、感染者の広がりが想定を上回り、方針の修正を余儀なくされたとみられる。

国家衛生健康委員会は5日、中国本土で4日に確認された新型コロナの市中感染者が、無症状を含め1万6412人だったと発表。うち、上海では1万3354人を確認し、初めて1万人を突破した。

中国メディアによると、5日までに中国の15省・市から3万8千人超の医療従事者が上海に支援のため派遣された。上海では大規模PCR検査に加え、無症状者も専用施設で隔離しているため、医療資源が逼迫(ひっぱく)しているとみられる。

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