後藤茂之厚生労働相は5日の記者会見で、介護施設で新型コロナウイルス感染者が出た場合、連絡から24時間以内に感染制御や業務継続の支援チームを派遣する体制を整えるよう自治体に要請したと明らかにした。流行再拡大に備えた対応。全国の感染者が増加傾向にあることについて「最大限の警戒感を保っていきたい」と述べた。
自治体に、全ての介護施設が医師、看護師を派遣してもらえる医療機関を確保できているかどうか確認を依頼。入院できる高齢者を増やすため、臨時の医療施設を含めた確保病床への介護職員配置や、コロナ病床から感染管理が可能な慢性期病院への転院促進も求めた。
「第6波」では介護施設でクラスター(感染者集団)が多発。入院できずに施設内で療養を続ける入所者が増えた経緯がある。