子供の笑顔写真で癒やし 水戸の保育園で展示、コロナ禍でセラピー効果に期待

一緒に鑑賞する介護施設から来た高齢者と保育園児=2日、水戸市堀町の「わくわくの森保育園」
一緒に鑑賞する介護施設から来た高齢者と保育園児=2日、水戸市堀町の「わくわくの森保育園」

水戸市堀町の「わくわくの森保育園」ホールで、介護施設などにいる高齢者に向けた「こどものえがお写真展」が2、3の両日、開催された。写真スタジオや幼稚園・保育園での撮影事業を展開する「スリースマイルラボ」(横浜市)が、新型コロナウイルス感染の影響で室内に閉じ籠もりがちな高齢者に癒やしを提供しようとの試みで、子供の笑顔に特化した写真展を開催するのは珍しい。

展示では、この1年間に同園の行事を撮影した同社カメラマンが子供の生き生きとした笑顔の写真を厳選。同時に、昨年12月に同社からプレゼントされた使い捨てカメラを使って園児らが、年末年始にかけて撮影した家族や風景の写真もプリントするなどし、計約300枚を写真パネルとして展示した。

2日に同市内の介護施設から鑑賞に訪れた池田達夫さん(63)は「かわいい子供たちの写真を見ると元気がもらえる」と目を細めて話していた。

同市の無職、吉成照男さん(81)も「コロナ禍でひ孫となかなか会えなかったが、保育園で笑顔で活動している様子が写真で実感できた」と満足げに話した。同市から来た園児の高橋つくしちゃん(3)は、「自分や、お友達の顔が写真でいっぱい見られて楽しかった」と見入っていた。

同社では従来、幼稚園や保育園での行事を撮影した写真は、保護者を対象に販売するだけだった。だが、子供の笑顔に焦点を絞った写真を、コロナ禍で家族との面会が制限され、寂しい思いを余儀なくされている介護施設などの高齢者らに見てもらえば元気や喜びにつながると判断し、写真展を開催することにしたという。

同社の前田孝司社長は、「たとえ自分の孫とかではなくても、多くの子供の笑顔を見ることで心が癒やされるはず。そうした写真を通じて笑顔になってもらいたい」とし、今後も県内の高齢者介護施設などで同様の写真展を開催する予定。

写真展の誘致、幼稚園・保育園での行事撮影など問い合わせは同社(045・575・6955)。

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