安倍元首相、自衛隊明記「抑止力強化」山口で改憲集会

憲法改正について講演する安倍晋三元首相=3日、山口市(小沢慶太撮影)
憲法改正について講演する安倍晋三元首相=3日、山口市(小沢慶太撮影)

安倍晋三元首相は3日、山口市で講演し、9条に自衛隊を明記する憲法改正案について、ウクライナ情勢なども踏まえ「相手に日本の意思を見誤らせない大きな力になり、抑止力の強化にもつながる」との考えを示した。自民党山口県連が開いた憲法改正の早期実現に向けた総決起大会で述べた。

安倍氏は講演で、自民党が掲げる改憲4項目を説明した。中でも自衛隊の明記については「私にとって戦後レジーム(からの脱却)の核心で、自衛隊違憲論争に終止符を打つことは政治家の責任だ」と訴えた。

ロシアによるウクライナ侵攻にも触れ「同盟国以外に共に戦ってくれる国はないという冷厳な現実を突きつけられた。もしウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟できていればロシアは侵略できなかった」と指摘した。

その上で、台湾などに軍事的圧力を強める中国を念頭に、日米同盟の強化とともに「自助努力」が必要だとし、「ウクライナ情勢を受けたドイツ同様、日本も防衛費をGDP比2%以上に増やすよう加速していく必要がある」と述べた。

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