3回目ワクチン、伸び悩み懸念 意義問う声も

課題は時間経過による効果の減衰で、再び有効性を高めるために4回目が必要とされる。ただ、先行的に4回目を始めたイスラエルの研究では中和抗体を増加させる効果があるものの、3回目接種ほど顕著ではないとのデータもある。

効果の頭打ちが示唆されるだけに、ワクチン分科会の委員の一部は従来通りの進め方に懐疑的だ。24日の会合では「一定頻度で副反応がある。どういった対象に必要か明確にした方がよい」「ワクチン接種への悩みや心配が出ており、意義が分かりにくくなっている。漫然と3回目の次は4回目というのはおかしい」などの声が上がった。

一方、ワクチン効果の持続期間はインフルエンザなどでは半年程度とされ、濱田氏は4回目の接種の必要性に理解を示す。濱田氏によると、ワクチン接種を重ねれば、リンパ球の活性が進み、抗体を作る記憶が作られる。次の大きな流行は冬場とみており、「秋までにデルタ株とオミクロン株に特化した2価のワクチンなどが実用化される可能性もある」と指摘する。

ワクチン分科会の脇田隆字(たかじ)会長は「感染対策の全体像の中でワクチンの位置付けを大きな視点で考えていく必要がある。感染予防がオミクロン株に期待できるかも踏まえ、目的を考える必要がある」と述べた。

会員限定記事会員サービス詳細