中国上海市で1日、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるため、日本人も多く住む市西部のロックダウン(都市封鎖)が始まった。封鎖は5日まで。外出を禁じ、全住民にPCR検査を実施。感染者の洗い出しを図る。一方、1日に封鎖が解除された東部では、感染者が出た居住区で封鎖が継続されることになった。
上海市は3月28日に開始した東部の封鎖期間を4月1日午前5時までとしていたが、3月31日夜に新たな通知を発表。感染者が出たマンションや居住区は、封鎖期間を計7~14日間にするなどとした。
自身が住む居住区で感染者が確認された40代の中国人女性は、封鎖期間が計7日間となり「この期間にまた感染者が見つかったらどうなるのか」と絶句した。(共同)