ロシアのプーチン大統領は3月31日、徴兵に関する大統領令に署名した。4月1日から7月15日の間に新たに13万4500人を招集する。ロシアメディアによると、規模は例年並み。
国防省は、徴兵はウクライナでの「軍事作戦」には関係ないとしているが、前線に派遣されるとの懸念が広がっている。
ロシアは兵役1年の徴兵制で、18~27歳の男性が対象。ショイグ国防相は3月29日、対象者が「ホットスポット」に送られることはないと述べた。だがロイター通信によると、数カ月の訓練後、前線に送られる可能性を指摘する見方もある。
ロシア国防省はウクライナ侵攻でロシア軍の死者を約1300人と発表。一方、欧米は7000~1万5000人と推計している。(共同)