スミスさんの処分可否審議　平手打ち、除名も

米アカデミー賞の発表・授賞式で俳優ウィル・スミスさんがプレゼンターのコメディアン、クリス・ロックさんを平手打ちした問題で、同賞を主催する映画芸術科学アカデミーは３０日、理事会を開き、スミスさんへの処分の可否について審議を始めた。アカデミーから除名される可能性もある。米メディアが伝えた。

スミスさんには書面で弁明の機会が与えられる。アカデミーは４月１８日の次回理事会で処分を決定する可能性があるとしている。授賞式ではスミスさんが退場を求められたものの、拒否していたことも明らかにした。

アカデミーは声明で、スミスさんの行為は「とても衝撃的でトラウマとなる出来事」だったと指摘。騒動後も会場にとどまったスミスさんには主演男優賞が贈られており「（主催者として）異なる対応も取り得たと認識している」と釈明した。２７日に開かれた授賞式では、脱毛症に悩まされているスミスさんの妻ジェイダさんの髪形をからかうような冗談を口にしたロックさんに対し、スミスさんがステージに上がって平手打ちした。（共同）

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