コロナ対策「新局面に」 バイデン氏、4回目接種

30日、米ホワイトハウスで4回目の新型コロナワクチン接種を受けるバイデン大統領(ゲッティ=共同)
30日、米ホワイトハウスで4回目の新型コロナワクチン接種を受けるバイデン大統領(ゲッティ=共同)

バイデン米大統領は30日、ホワイトハウスで記者会見し、新型コロナウイルス対策に関して「新たな局面にいる。コロナは終わっていないが、もう私たちの生活を振り回すことはない」と述べ、政権の取り組みをアピールした。50歳以上に認められたばかりの4回目のワクチン接種を自らその場で受けてみせた。

バイデン氏は、検査で陽性だった場合に直ちに治療を可能とする拠点を全国につくったと強調。政府は30日、地域の感染状況のほか接種や検査の場所を探せるポータルサイトも開設した。

一方、追加の対策予算を議会が認めず、治療薬の調達が滞り始めている。バイデン氏は「議会は今すぐ行動する必要がある」と促した。米国の新規感染者数は1日当たり2万6千人ほどで、1月のピークに比べ97%減となっている。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細