テレビアニメ「リーマンズクラブ」に登場する炭酸飲料「ネギジンジャー」が、作品の舞台の埼玉県深谷市で商品化された。市の特産品「深谷ねぎ」のエキスとショウガ汁が入ったリンゴ風味の炭酸飲料で、売れ行きは順調という。
リーマンズクラブは、強豪のバドミントンチームで活躍した経験を持つ主人公が、勤務する飲料メーカーの弱小バドミントン部で再起を図る物語だ。主人公が開発に携わる飲料としてネギジンジャーが登場する。
商品化を計画したのは、深谷市で「道の駅おかべ」「道の駅はなぞの」を運営するふかや物産観光。作品の中で「さわやかでリンゴの香りがして飲みやすい」と表現されていたことを参考に味を調整したといい、容器がラムネ瓶である点やラベルのデザインも忠実に再現した。
200ミリリットル入り1本380円。27日から2つの道の駅やオンラインで販売を始め、生産した2千本のうちすでに700本以上が売れた。「これほどの売れ行きは、わが社の商品で初めて」と担当者。4月中旬にアニメが最終回を迎えることを見据え、増産を急いでいる。(兼松康)