議員任期延長の意見集約求める主張相次ぐ 衆院憲法審

衆院憲法審査会で発言する自民党の新藤義孝氏(中央)=31日午前、国会内(矢島康弘撮影)
衆院憲法審査会で発言する自民党の新藤義孝氏(中央)=31日午前、国会内(矢島康弘撮影)

衆院憲法審査会が31日に開かれ、大規模災害や感染症蔓延(まんえん)といった緊急事態に「国会議員の任期延長」を可能にする憲法改正を行う方向で、意見集約を図るべきだとする主張が与野党から相次いだ。

自民党の新藤義孝氏は、緊急事態対応に関する集中的な討議が3回目を数えることを踏まえ、次の開催定例日の4月7日に総括的な討議を実施するよう提案した。日本維新の会の馬場伸幸氏は「堂々めぐり(の議論)を続けるのではなく、そろそろ意見集約に入るべきだ」と強調した。公明党の北側一雄氏は「議員任期延長の問題に絞って議論したらどうか」と述べた。

これに対し、立憲民主党の奥野総一郎氏は「任期延長は憲法裁判所のような機関に判断させ、お手盛りは避けるべきだ」と論点を示しつつ、「改憲ありきではなく、有識者を交えて一層の慎重な議論が必要だ」と述べた。

また、新藤氏は緊急事態時の人権制限に関する憲法規定の新設が「立憲主義の観点からも重要だ」と主張。奥野氏は「設けるべきではない」と反対した。

会員限定記事会員サービス詳細