米が石油備蓄追加放出検討 最大1億8千万バレルと報道 価格抑制狙う

米国の石油備蓄基地=2016年6月、テキサス州フリーポート(ロイター=共同)
米国の石油備蓄基地=2016年6月、テキサス州フリーポート(ロイター=共同)

米ブルームバーグ通信は30日、バイデン米政権が石油備蓄の追加放出を検討していると報じた。最大1億8千万バレルの可能性があるという。供給量を増やし、石油の価格を抑える狙いがある。31日にも発表する。

米国ではガソリン価格などの高騰で景気への悪影響が懸念されている。バイデン政権はこれまで価格高騰対策に取り組む考えを示していた。報道によると、各国との協調放出も模索している。ホワイトハウスはバイデン大統領が31日午後、ガソリン価格を引き下げるための措置について演説すると発表した。

報道では1日当たり100万バレルの放出を計画しているとしており、全ての放出には半年程度かかる可能性がある。(共同)

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