徳島市長が偽造主張のリコール署名簿、県警が差し押さえ

差し押さえた署名簿を運び出す徳島県警の捜査員=29日午後、徳島市役所
差し押さえた署名簿を運び出す徳島県警の捜査員=29日午後、徳島市役所

徳島県警は29日、地方自治法違反(署名偽造)の疑いがあるとして、内藤佐和子徳島市長(38)のリコール(解職請求)運動で市民団体が集めた署名簿全てを差し押さえた。内藤氏は28日、一部に偽造された署名があるなどとして刑事告訴の意向を示していた。県警は強制捜査に着手し、立件の可否を判断する。

内藤氏によると、市選挙管理委員会が25日から縦覧していた署名簿の閲覧を自身の支持者に委任し、複数の同一筆跡の署名や死亡者の署名などを確認したという。28日に県警に相談したといい、市選管には署名簿の保管を申し入れていた。

市民団体は、リコールが28日に不成立となったことを受け、29日午前に署名簿の返還を求めたが、同日夕、県警が署名簿を保管していた市選管事務局から差し押さえたという。

署名簿は市民団体が4日に市選管に提出。市選管の集計では、署名総数7万1551人分のうち有効署名数は6万6398人分で、リコールに必要な7万660人分に届かなかった。

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