元おニャン子の生稲氏擁立案浮上 自民、参院選東京

生稲晃子氏
生稲晃子氏

今夏の参院選の東京選挙区をめぐり、自民党内でアイドルグループ「おニャン子クラブ」元メンバーで俳優の生稲晃子氏を擁立する案が浮上していることが30日、分かった。複数の党関係者が明らかにした。ただ党本部や東京都連内の一部に慎重論があり、曲折も予想される。

自民は改選数6の同選挙区で、既に現職の朝日健太郎元国土交通政務官の公認を発表。2人目の擁立を急いでいた。

女性候補の方が「朝日氏との支持層が重ならない」(党幹部)との判断で、生稲氏の擁立に傾いた形だ。ただ参院選までの短期間で組織戦を展開するために「2人目は、地方議会や首長の経験者から選ぶべきだ」との声も一部で出ている。

生稲氏は平成28年に初会合を開いた政府の「働き方改革実現会議」の民間メンバー。23年に乳がんと診断された経験を踏まえ、治療と仕事の両立案を会合で提案するなどしていた。

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