埼玉県は29日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で打撃を受けている観光業界を支援する2種類のキャンペーンを4月に始めると発表した。
「旅して!埼玉割観光応援キャンペーン」では、茨城、群馬、千葉、山梨、長野各県と埼玉県の在住者を対象とした県内施設の宿泊料割引を行うほか、1泊につき1人2千円分のクーポンも配布する。利用客のワクチン接種歴か検査の陰性結果の確認を条件とする。
「とくとく埼玉!観光応援キャンペーン」では、県内宿泊施設の利用者に1人1泊当たり最大3千円のクーポンを配布する。対象は123施設で、宿泊期間は4月2~28日。クーポンは県内の土産物店や飲食店など1911店舗で4月29日まで使うことができる。
2種類のキャンペーンは併用が可能で、その場合は「とくとく埼玉」のクーポン券の配布額を調整し、最低1千円前後は利用客の負担となるようにする。