「ウクライナの希望」踏まえ検討 松野長官、首都名称で

松野博一官房長官(矢島康弘撮影)
松野博一官房長官(矢島康弘撮影)

松野博一官房長官は29日の記者会見で、ロシアが侵攻しているウクライナの首都の名称をロシア語に基づく「キエフ」からウクライナ語に基づく「キーウ」に変更する動きについて、「一番大きな要素は、ウクライナがどう希望するかだ」と述べ、必要に応じて検討する意向を示した。

名称をめぐっては、防衛省が、資料でキーウとロシア語に基づくキエフを併記する方針を明らかにした。一方、外務省の在外公館の公称はキエフとされている。松野氏は「いかなる表記や呼称を用いるのが適切か、ウクライナとの調整も含め検討している」とした。

政府によると、外国の首都表記は在外公館の名称や位置について定めた法律に基づいており、一義的にできる限り現地の発音に近いものとする。また相手国との関係や日本国民への定着度などを考慮し、総合的に判断する。

松野氏は15日の記者会見でキーウが国民に定着しておらず、ウクライナ側の指摘もないとし「現時点で改めることは考えていない」と述べていた。

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