県と市を批判「連携不十分」 熱海土石流中間報告

大規模な土石流で多くの命が奪われ、民家などが押し流された=令和3年7月5日、静岡県熱海市伊豆山(本社ヘリから)
大規模な土石流で多くの命が奪われ、民家などが押し流された=令和3年7月5日、静岡県熱海市伊豆山(本社ヘリから)

静岡県熱海市の大規模土石流で、崩落の起点となった土地で不適切な盛り土造成に関わった現旧所有者への県の対応が適切だったかどうかを検証する県の第三者委員会は28日、「県と市の連携、協力体制が十分でなかった」と縦割り行政を批判する中間報告を公表した。県と市がそれぞれに所管する法律内の業務を優先させたなどと指摘した。

第三者委は、県が起点での不適切な造成を認識していたとして「大規模な土砂崩落の危険性を想像できなかったことは誠に残念だ」とも述べた。

中間報告を受け、難波喬司副知事は「県の対応が十分でなかった。亡くなられた方、被害者に申し訳なく思う。しっかり精査し、対応を考えたい」と述べた。

土石流は昨年7月3日に発生。災害関連死1人を含む計27人が死亡し、女性1人の行方が分かっていない。

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