昨年10月の発足以来、岸田文雄内閣の高支持率が続いている。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、発足から今年3月までの半年間にわたり6割台をキープ。内閣支持率と政権政党の支持率の合計で、政権の行方を占う「青木の法則(青木率)」も高止まりする。ただ、この半年間の世論調査を見ると、青木の法則を左右する内閣、政権政党それぞれの支持率に不安要素が見え隠れする。
「第6波の出口ははっきり見えてきた」。首相は蔓延(まんえん)防止等重点措置の全面解除を決めた18日の記者会見で、新型コロナウイルス対策に関してこう強調し、胸を張った。
19、20両日の産経・FNNの合同世論調査によると、岸田内閣の支持率は65・8%。昨年10月の内閣発足当時のご祝儀相場とされる63・2%をも上回った。