ウクライナに侵攻したロシア軍の支援を受ける東部ドンバス地域の親ロ派「ドネツク人民共和国」部隊筋は26日、ロシア側が包囲し猛攻を加えている南東部の港湾都市マリウポリを「あと1週間で制圧できる」と述べた。ロシア通信が伝えた。
同筋は「市内では建物一つ一つ、階の一つずつを奪い合う激しい戦闘が続いている」としながらも、1週間での制圧は「間違いない」と述べた。
マリウポリはドネツク州の主要都市の一つ。侵攻前はウクライナ政府の支配下にあり、反ロシアの民族主義武装集団の拠点になっていた。
親ロ派部隊の報道官によると、武装集団はウクライナ最大の富豪とされるリナト・アフメトフ氏がオーナーの製鉄工場の敷地内に立てこもって抵抗を続けているという。(共同)