原発避難先の校舎に別れ 元教頭「子ども救った」

富岡町立幼小中学校三春校で行われた閉所式=26日午前、福島県三春町
富岡町立幼小中学校三春校で行われた閉所式=26日午前、福島県三春町

東京電力福島第1原発事故を受け、福島県富岡町が、約45キロ西の同県三春町に開設した町立幼小中学校三春校は26日、閉所の日を迎えた。事故から半年ほどたった2011年9月の開設時、小学校教頭だった岩崎秀一教育長(62)は「避難でストレスを感じていた子どもたちを救った学校だった」と振り返った。

避難先の校舎への思いを語る富岡町の岩崎秀一教育長=26日午前、福島県三春町
避難先の校舎への思いを語る富岡町の岩崎秀一教育長=26日午前、福島県三春町

午前10時から始まった閉所式には卒業生、町民らが参加。児童代表で小学6年菅野みなみさん(12)が「三春校での時間はかけがえのないもので、ここで過ごせて良かった。今までありがとうございました」とあいさつした。21年度を三春校で過ごした幼稚園児と小中学生は10人。3人は今月中学校を卒業し、新年度から7人のうち1人は富岡町、6人は三春町や郡山市の学校に通う。

富岡町立幼小中学校三春校の閉所式で、児童代表のあいさつをする小学6年の菅野みなみさん=26日午前、福島県三春町
富岡町立幼小中学校三春校の閉所式で、児童代表のあいさつをする小学6年の菅野みなみさん=26日午前、福島県三春町

富岡町は17年に中心部を含む町の9割の避難指示が解除され、18年に小中学校が再開した。

自動車部品工場の事務棟を改修して使われた富岡町立幼小中学校三春校の校舎=26日午前、福島県三春町
自動車部品工場の事務棟を改修して使われた富岡町立幼小中学校三春校の校舎=26日午前、福島県三春町
自動車部品工場の事務棟を改修して使われた富岡町立幼小中学校三春校の校舎=26日午前、福島県三春町
自動車部品工場の事務棟を改修して使われた富岡町立幼小中学校三春校の校舎=26日午前、福島県三春町

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