北ミサイル 通常発射なら射程1万5千キロ以上 岸防衛相

新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射実験=24日、平壌(朝鮮中央通信=共同)
新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射実験=24日、平壌(朝鮮中央通信=共同)

岸信夫防衛相は25日の記者会見で、北朝鮮が24日発射した弾道ミサイルについて、通常軌道で発射された場合には射程1万5千キロ以上に達し、米国全土を収める可能性があるとの分析を明らかにした。防衛省は今回のミサイルは新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級で、通常より高い角度で打ち上げる「ロフテッド軌道」での発射だったとみている。

岸氏は会見で、24日の弾道ミサイルが2月27日と3月5日に北朝鮮が発射したものと同じ新型ICBM級であるとの推定について言及。その上で、最高高度6千キロ以上だったことについて「これまでの一連の発射とは次元の異なる深刻な脅威だ。単純に計算した場合、弾頭の重さにもよるが、1万5千キロを超える射程になり得る。東海岸を含む米全土を射程に含む」と述べた。

また、岸氏は24日、北朝鮮のミサイル発射を受け、オースティン米国防長官と約30分間、電話会談した。両氏は北朝鮮による一連の弾道ミサイル発射が国連の安全保障理事会決議違反で、特に同日のICBM級の発射は深刻なものとの認識で一致。その上で日米の緊密な連携と日米同盟の抑止力、対処力の一層強化、さらに日米韓3カ国での緊密な連携が重要であることを確認した。

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