千葉県の市立柏高校 飛び降り自殺 背景に長時間部活動

調査報告書を河嶌教育長(右)に手渡す福原会長=25日、柏市役所(江田隆一撮影)
調査報告書を河嶌教育長(右)に手渡す福原会長=25日、柏市役所(江田隆一撮影)

平成30年12月、千葉県の柏市立柏高校で吹奏楽部に所属する2年生男子生徒が屋上から飛び降り自殺した事件で、柏市いじめ重大事態調査検証委員会(会長・福原亮弁護士)は25日、自殺の原因は不明だが、長時間の部活動で、人間関係などに悩みを持っていた生徒が、正常な思考をできなくなっていたことが背景にあるとした調査報告書を河嶌貞市教育長に提出した。

また、事件直後から部員の意向を聞かずに練習や演奏会活動を再開、生徒の家族へ配慮に掛ける対応をしたほか、第3者による検討委員会の設置をなかなか行わなかったことなどの問題点を指摘した。

吹奏楽部の練習時間は月192時間30分で、国や県教委が示した部活動のガイドラインをはるかに上回る。授業時間を合わせた時間は346時間30分で、過労死ラインとされる月総労働時間240時間を100時間も上回る。

また、福原会長は学校運営の枠外で長時間練習を続けていた、吹奏楽部の閉鎖性を強く指摘した。

会員限定記事会員サービス詳細