ロシア軍の攻撃を受けたウクライナ南東部マリウポリ市街地。23日、ウクライナの準軍事組織「アゾフ大隊」が空撮映像を通信アプリに投稿したロシアの包囲攻撃が2月末から続くウクライナ南東部マリウポリの空撮映像をウクライナ側が23日に公開した。集合住宅が黒く焦げて白煙が立ち上り、街は灰で覆われ、人けがない「廃虚」と化している。ウクライナ側は、全土で激しく抗戦しており、ロシア軍の戦死者が約1万5千人に上ったと主張している。ウクライナ海軍は24日、ロシアが制圧したと主張していたアゾフ海沿岸のベルジャンシク港で、ロシアの大型揚陸艦を破壊したと表明した。映像は、ウクライナの準軍事組織「アゾフ大隊」が通信アプリに投稿した。
ゼレンスキー大統領は「10万人が取り残され、水や食料、薬がない非人道的な状況に置かれている」と訴えている。激しい空爆が救助を阻み、子どもやけが人に深刻な危機が迫っている。(共同)
ウクライナ海軍が破壊したと発表したロシアの大型揚陸艦=1月、イスタンブール(ロイター=共同)23日、壊れた建物の前で遊ぶ子どもたち=ウクライナ南東部マリウポリ(ロイター=共同)砲撃で死亡した住民の墓に、花を手向ける女性=23日、ウクライナ南部マリウポリ(ロイター=共同)ロシア軍の攻撃を受けたウクライナ南東部マリウポリ市街地。23日、ウクライナの準軍事組織「アゾフ大隊」が空撮映像を通信アプリに投稿したロシア軍の攻撃を受けたウクライナ南東部マリウポリ市街地。23日、ウクライナの準軍事組織「アゾフ大隊」が空撮映像を通信アプリに投稿した