ウクライナ支援で提供の防弾チョッキは1900着

ウクライナに輸送される支援物資。「防弾チョッキ」の文字が見える=8日午後、愛知県の航空自衛隊小牧基地
ウクライナに輸送される支援物資。「防弾チョッキ」の文字が見える=8日午後、愛知県の航空自衛隊小牧基地

防衛省は24日、ロシアから侵攻を受けたウクライナへの支援として提供した防弾チョッキは1900着だったと明らかにした。同日の参院外務防衛委員会で、公明党の高橋光男氏らの質問に防衛装備庁の萬浪学装備政策部長が答えた。

防衛省が明らかにした提供物資の数は、防弾チョッキ1900着、ヘルメット6900個、天幕240個、カメラ50個。これらは既に自衛隊機や米軍機、民間物流会社などを利用して近隣国を経由してウクライナ政府へ提供された。他の物資についても防衛省は提供を検討している。

政府は8日、防弾チョッキ、ヘルメット、防寒服、天幕、カメラ、衛生資材、非常用糧食、発電機の提供を決定し、同日から輸送を開始。従来の「防衛装備移転三原則」の運用指針では対象外だったが、現在のウクライナに限定し提供可能とする項目を追加した。

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