自民党は24日午後、北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したことを受け、北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部の会合を党本部で開いた。茂木敏充幹事長は、今年11回目の発射であることから「明らかに技術も向上しているということであり、わが国の防衛力を強化していく」と強調した。
茂木氏は今回の発射に関し「国際社会の注目がウクライナ情勢に集まる中での蛮行で絶対に許されない。極めて遺憾だ」と北朝鮮を非難した。「北朝鮮の完全な非核化に向けて、日本がいっそう主体的に取り組んでいく必要がある」とも述べた。
対策本部長の江渡聡徳元防衛相は「蛮行を断じて許すわけにいかない。厳しく非難する」と述べた。会合では鬼木誠防衛副大臣や関係省庁から発射の状況や日本政府の対応について聴取し、出席議員が議論した。