ゴキブリ食べさせ「ストレスのはけ口」に、実刑の元少年

大津地裁=大津市
大津地裁=大津市

滋賀県愛荘町で令和元年、同居していた岡田達也さん=当時(25)=に十分な食事を与えずに衰弱させ、暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた元少年(20)の裁判員裁判の判決公判が23日、大津地裁であり、大西直樹裁判長は懲役11年(求刑懲役12年)の実刑を言い渡した。被告側は控訴を検討する。

判決は、元少年らが岡田さんにゴキブリの足を食べさせるなど、「岡田さんの人格や尊厳を軽視し踏みにじった」と批判した。

大西裁判長は、元少年の母親(56)=同罪などで公判前整理手続き中=が岡田さんへの暴行や食事制限など「虐待の首謀者」と認定。その上で元少年も日常的に暴行し、母親と岡田さんとの「支配・従属関係」を強化する役割を果たすなど「虐待に主体的に関与した」と判断した。

弁護側は無罪を主張したが、判決は「言いなり状態の岡田さんへの加害行為を楽しみ、ストレスのはけ口とする意図が母親との間で共有された」と退けた。

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