【北京=三塚聖平】中国広西チワン族自治区梧州で中国東方航空の旅客機が墜落した事故で、中国当局は23日、墜落当時の状況解明の鍵を握るブラックボックスの一つを発見したと明らかにした。見つかったのは、操縦席内の音声を記録する「ボイスレコーダー(音声記録装置)」で、さらに飛行データを記録する「フライトレコーダー(飛行記録装置)」の捜索を続ける。
中国メディアによると、見つかったボイスレコーダーは北京に送られた。見た目の損傷は激しいが、データの記憶部分の状況は比較的良好とみられるという。
また、当局は同日夜、現場で機体の残骸を確認したと明らかにした。事故機には、乗客123人、乗員9人が乗っていた。これまでに生存者は確認されていない。墜落現場では23日に雨が降っており、捜索作業が難航しているもようだ。