安保違憲訴訟 住民ら原告側の請求棄却 岡山地裁

岡山地裁=岡山市
岡山地裁=岡山市

集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法は憲法に違反し、平和に暮らす権利や人格権を侵害されて精神的苦痛を受けたとして、岡山県の住民ら560人が1人10万円の損害賠償を国に求めた訴訟の判決で、岡山地裁(田中俊行裁判長)は23日、請求を棄却した。

原告側によると、全国の約7700人が22の地裁・地裁支部に起こした集団訴訟の一つ。これまでに地裁では19件の判決があり、原告が全て敗訴している。高裁では高松高裁が訴訟手続きの不備を理由に審理を高知地裁に差し戻した判決を除き3件の判決があり、原告の敗訴が続いている。

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