陸上自衛隊習志野駐屯地は22日、装備品の紛失を隠蔽(いんぺい)したなどとして第1空挺団所属の40代男性2等陸佐ら幹部自衛官3人を懲戒処分にした。
処分の内容は、いずれも第1空挺団所属で40代男性2等陸佐が停職8日、30代と50代の男性2等陸尉2人が減給15分の1(1月)。
同駐屯地によると、2等陸佐は、一昨年5月に、部隊で管理していた暗視装置がなくなっていたと報告を受けたが、部下に「装置がある」と虚偽の報告するよう指示した。30代2等陸尉は2等陸佐の指示をうけ、昨年11月まで、装置があると虚偽の報告をした。50代2等陸尉は、暗視装置の点検を担当していたが、一昨年3月~5月の間点検を怠っていた。
昨年11月に30代2等陸尉が上級部隊に装置がなくなっていることを申告して隠蔽が発覚。2等陸佐は隠蔽を指示した理由を「いずれ見つかると思っていた」と説明しているという。