金光大阪、4度目の正直 悲願の初勝利

【日大三島-金光大阪】一回、2点適時打を放つ金光大阪の貴島選手=甲子園球場(斉藤友也撮影)
【日大三島-金光大阪】一回、2点適時打を放つ金光大阪の貴島選手=甲子園球場(斉藤友也撮影)

第94回選抜高校野球大会第3日の21日、金光大阪は昨秋の東海大会を制した日大三島(静岡)と対戦した。エースの古川温生(はるき)投手(3年)が粘り強い投球で4安打完封。春夏合わせて4回目の甲子園で悲願の初勝利を挙げ、創立40周年に花を添えた。2回戦は第7日の第2試合で、木更津総合(千葉)と対戦する。

金光大阪は初回から攻め立て、2本の安打と四球で1死満塁の好機をつかむ。ここで5番・貴島琉惺(りゅうせい)選手(3年)が中前へ2点適時打。アルプススタンドでは母の由美子さん(47)が「結果が出て感無量。一時期は役割を果たせず悔しい思いをしたこともあったが、根性で乗り越えた」と笑顔を浮かべた。

相手投手の暴投で3点目が入った際には、貴島選手は一塁から三塁を陥れる好走塁を見せた。由美子さんは「試合に集中しています」。

六回には1死一、三塁で9番・沢田拓磨選手(3年)が鮮やかにスクイズを決めて追加点。応援団長としてチームメートを見守っていた野球部3年の神門遼大(かみかどはると)さんは「新チーム結成時から掲げている『1にこだわる野球』を忘れずにプレーができている。油断をせずに最後までやり抜いてほしい」とエールを送る。

選手たちにエールを送る金光大阪の応援団=甲子園球場
選手たちにエールを送る金光大阪の応援団=甲子園球場

古川投手は一回に2死二、三塁、五回に2死満塁のピンチを背負ったが得点を許さず、9三振を奪う力投で138球を投げ切った。父の成則(まさのり)さん(48)は「一冬越して選手たちがたくましくなった。チームの打力があがって得点力がアップしたので、気持ちよく投げられたと思う」と話した。

甲子園でのウイニングボールを桜井富男部長に渡したいとの目標を掲げてきた古川投手。その夢をかなえた。

横井一裕監督

「(甲子園初勝利は)感無量。初勝利まで長かったなと感じた。特に試合展開を想定していなかったが、自分自身が思っていた以上にバッテリーがしっかり投げてくれた」

岸本紘一主将

「甲子園でプレーができる喜び、勝ちたい気持ちでうまく入っていけた。勝って校歌を歌う目標を初勝利でかなえられてうれしい。守備の好プレーでチームがうまくリズムに乗れた」

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