社民党は20日、東京都内で開いた定期党大会で今後の活動計画を採択した。夏の参院選を「極めて重要な、後のない闘い」と位置付け「日本に社会民主主義に立脚する政党をなくしてはならない」と勝利に全力を挙げるよう呼び掛けた。「党再生に向けた目標」として、若者や非正規労働者の取り込みを重点に掲げた。新垣邦男衆院議員を副党首に充てるなどの役員人事を了承した。
参院選について、比例代表で得票率2%を確保した上で、得票率4%と2議席獲得を目標とする闘争方針も採択した。社民党の国会議員は福島瑞穂党首と、昨年の衆院選沖縄2区で初当選した新垣氏の2人。新垣氏は国対委員長と政審会長も兼務する。
福島氏は大会終了後の記者会見で「参院選は政党要件維持がかかった正念場の選挙だ。社民党と憲法9条は直結している。憲法にとっても正念場だ」と述べた。