自民党の世耕弘成参院幹事長(和歌山選挙区)は20日放送のBSテレ東番組で、将来的に衆院にくら替えし、首相を目指す考えを示した。「政治家になった以上はチャンスがあれば国のかじ取りをするトップの立場をやってみたい」と述べた。
1票の格差を是正する衆院小選挙区定数「10増10減」で、和歌山県の定数は3から2に減る。二階俊博元幹事長ら自民党現職が既に2人いる中でのくら替えに関し「地元とよく話をして円満な形でいければ」と語った。
衆院の格差是正では「3増3減」も選択肢と主張。「世論調査でも都会の議員を増やすのはいかがかという声が大きい」と指摘した。3増3減だと和歌山は減少しない。夏の参院選については「(衆参両院で多数派が異なる)ねじれ国会をつくらないことが最低限の目標」と強調。非改選を含め与党で過半数を目指すとした。番組は14日に収録された。