東北地方を中心とする16日の地震で最大震度6強を観測した宮城、福島両県では18日、悪天候が予想される中、陸上自衛隊による給水など、被災者が日常生活を取り戻すための支援が続けられた。
災害派遣要請を受けた陸自は、宮城県栗原市などで給水支援。約1500戸が断水した瀬峰地区では、1トンの水を積んだタンクトレーラー1台が到着し、午前6時に自衛隊員3人が給水場を開設した。近所の農業後藤福男さん(71)は4リットルのペットボトル7本を持参して給水場を訪れた。18日朝に自宅の水道が急に使えなくなったという。「水はトイレや入浴に必要。復旧まで何日かかるか分からないので困っていた。自衛隊が家のすぐ近くまで来てくれてありがたい」と安堵の表情を見せた。