運転手の勤務間休息9時間 バスとタクシー、過労対策

厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京都千代田区
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京都千代田区

厚生労働省の労働政策審議会作業部会は16日、バス運転手の過重労働対策として、終業から次の始業までの休息時間(勤務間インターバル)を最低9時間とする案を取りまとめた。現行制度より休息を1時間増やした。拘束時間については1日当たり原則13時間まで、最長で15時間とした。タクシー運転手も18日、別の作業部会が同様の内容でまとめる。

厚労省は現在検討中のトラック運転手に関する見直しと併せ、年内をめどに自動車運転手の労働時間基準に関する告示を全面的に改正する方針。大幅な改正は平成9年以来となる。

作業部会で厚労省は当初、睡眠を含む勤務間インターバルを最低で11時間とする案を示し、労働者側委員は賛成したが、使用者側が「交通需要に応えられない」と反対。9時間に修正された。国際労働機関(ILO)の勧告など国際基準では11時間とされ、過労死が相次ぐ運転手の労働環境はさらなる改善が求められそうだ。

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