「勇気ある女性」市民から称賛 ロシア社会に衝撃

15日、モスクワの裁判所を離れた後、取材に応じるマリーナ・オフシャンニコワさん(タス=共同)
15日、モスクワの裁判所を離れた後、取材に応じるマリーナ・オフシャンニコワさん(タス=共同)

ロシア政府系テレビ「第1チャンネル」のニュース番組の生放送でウクライナ侵攻反対を訴えた番組編集者マリーナ・オフシャンニコワさんの異例の行動は、言論の自由が制限されているロシア社会に衝撃を与えた。モスクワの裁判所は15日、ネット上で行った抗議集会への参加呼びかけを軽微な違法行為と認定、罰金3万ルーブル(約3万2千円)の行政処分としたが、市民からは「勇気ある行動」と称賛の声が上がっている。

抗議活動が徹底的に抑え込まれる中、ロシア政府系機関の調査では、侵攻後のプーチン大統領の支持率が74・6%と侵攻前より約10ポイント増加しており、抗議が社会を動かすきっかけとなるかどうか注目されている。

「とても勇気のある女性。でも今後ロシア社会でどう扱われるのか心配だ」。モスクワに住む女性ナタリヤさん(31)は敬意を示す一方、身を案じた。アリーナさん(30)は「彼女は番組の内容が心底嫌になったに違いない」とおもんぱかった。(共同)


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