「プーチン氏と手を切れ」波紋 中国政府系学者、文章公開

北京冬季五輪に合わせて訪中したロシアのプーチン大統領(左)と写真に納まる中国の習近平国家主席=2月4日、北京の釣魚台迎賓館(新華社=共同)
北京冬季五輪に合わせて訪中したロシアのプーチン大統領(左)と写真に納まる中国の習近平国家主席=2月4日、北京の釣魚台迎賓館(新華社=共同)

中国の政府系政治学者がウクライナ情勢を巡り、ロシアのプーチン大統領と「早急に手を切る」よう習近平指導部に進言する文章を15日までに国外のサイトで公開した。政府の外交姿勢と異なる異例の主張で、波紋を広げている。中国では対ロ批判や反戦の言論は情報統制を受けており、この文章も中国国内で一時拡散されたが、現在は検閲対象となっている。

ロシアのプーチン大統領=10日(AP)
ロシアのプーチン大統領=10日(AP)

発表したのは、上海の共産党幹部養成機関に所属する胡偉氏。短期決戦での勝利にプーチン氏は「失敗」し、ウクライナへの侵攻は「取り返しのつかない過ち」だと分析。米欧による対ロ制裁の影響が大きく、ロシアで政変が起きる可能性にも言及した。

北京で中国の習近平国家主席(奥)と肩を並べるロシアのプーチン大統領=2018年6月(AP=共同)
北京で中国の習近平国家主席(奥)と肩を並べるロシアのプーチン大統領=2018年6月(AP=共同)

西側が団結する中で中国が一層孤立すると指摘。「プーチン氏とひとくくりにされるわけにはいかず、なるべく早く手を切る必要がある」と強調した。「表面上の中立」をやめ、「世界の大多数の国の側に立つ」よう求めた。(共同)


砲撃を受けた集合住宅の前で消火活動を行う消防隊員=15日、キエフ(AP)
砲撃を受けた集合住宅の前で消火活動を行う消防隊員=15日、キエフ(AP)


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