深圳、コロナで都市封鎖 中国、感染者が急増

中国広東省深圳市の貿易港=2020年5月(ロイター)
中国広東省深圳市の貿易港=2020年5月(ロイター)

中国広東省深圳市政府は13日、新型コロナウイルスの感染者急増を受け、14日から20日までの間、事実上の都市封鎖(ロックダウン)を実施すると発表した。中国政府は13日、無症状を含む市中感染者が中国本土で12日に3122人確認されたと発表した。11日の1524人から倍増した。上海では、日本人学校で地元政府の要請により全児童対象のPCR検査が行われるなど、当局は警戒を強めている。

人口約1700万人の深圳市では20日まで、大部分の企業に在宅勤務や生産活動の一時停止を指示し、市民の外出を制限、バスや地下鉄の運行も停止する。この間、全市民を対象に3回のPCR検査を行う。深圳市は日系企業との取引も多い大手IT企業が集まる都市で、日系企業への影響も出そうだ。

中国の感染者数は、中国政府が無症状感染者数の公表を始めた2020年3月末以降で最多。(共同)

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