ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は13日、1986年に事故を起こした北部のチェルノブイリ原発への電力供給が回復したとフェイスブックで明らかにした。インタファクス通信などが伝えた。
ハルシチェンコ氏は、外部電力の回復により、使用済み核燃料を貯蔵しているプールの冷却が通常通り再開されると表明した。
ウクライナ側は今月9日、ロシアの軍事行動によって同原発で停電が起きたと発表。クレバ外相が非常電源は48時間しか持たないと述べ、国際的に懸念が高まっていた。
ロシア側は10日、隣国ベラルーシからの給電で停電は復旧したとしたが、ウクライナ原子力規制当局は11日、同原発への外部電力は依然供給されていないと説明していた。(共同)