米ホワイトハウスは13日、サリバン大統領補佐官が14日にローマで中国の外交トップ、楊潔篪(よう・けつち)共産党政治局員と会談し、米中間競争を管理する方策や、ロシアによるウクライナ侵攻について協議すると発表した。
両氏の対面式での会談は、昨年10月にスイスで実施して以来。ホワイトハウスは「中国との対話を維持する取り組みの一環」だとしている。
ウクライナ情勢を巡っては、米国が欧州各国などと一致して厳しい対ロ制裁を打ち出しているのに対し、ロシアと関係強化を進めてきた中国は反対しており、厳しいやりとりが予想される。中国が軍事圧力を強める台湾問題や、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮情勢なども議題になるとみられる。(共同)