チェルノブイリ送電線損傷 修理翌日、ロシア軍の仕業

シェルターに覆われたチェルノブイリ原発の4号機=2018年11月、ウクライナ北部(ロイター)
シェルターに覆われたチェルノブイリ原発の4号機=2018年11月、ウクライナ北部(ロイター)

ウクライナの電力会社ウクルエネルゴは14日、北部チェルノブイリ原発の送電線をロシア軍が再び損傷させたと発表した。ロイター通信によると、外部からの電力供給は途絶し、ディーゼル発電機が稼働している。

ウクライナ側は13日、電力供給再開に必要な修理に成功したとしていた。電力が完全に復旧する前に再び損傷させたという。原発職員らが住むスラブチチ市はこの送電線から電力供給を受けており、停電した。

ロシア軍は2月24日のウクライナ侵攻直後、同原発を制圧。ウクライナ側は今月9日、ロシアの軍事行動によって同原発で停電が起きたと発表し、国際的に懸念が高まっていた。(共同)

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