栃木・大田原市長選告示 現新4氏が第一声

4氏が立候補した大田原市長選=13日午前、栃木県大田原市
4氏が立候補した大田原市長選=13日午前、栃木県大田原市

任期満了に伴う栃木県大田原市長選が13日告示され、現職と新人3人の計4人が立候補した。過去最多の4人による戦い。4選を目指す現職の市政運営への評価を含め、市政の継続か刷新かを争点に選挙戦が展開される。投開票は20日。

立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で、新人の元市議、星雅人氏(37)▽新人の元市議、鈴木隆氏(63)▽現職の津久井富雄氏(72)=自民、公明推薦▽新人の元県議、相馬憲一氏(64)。

星氏は同市紫塚の交差点で第一声。「人口減少、労働力不足、高齢化を支える人口が足りない。これからの大切で大変な10年を正しく理解し、行動できるのは自分しかいないと確信している」と世代交代をアピール。国民健康保険税、介護保険料の大幅な引き下げ、市役所へのワンストップ窓口の設置などの公約を挙げ、「誰一人取り残さない持続可能なまちを実現したい」と訴えた。

鈴木氏は同市浅香のJA施設の駐車場で、第一声を放ち、「市はここ数年間にさまざまな予算を削り、市民から財政などに対する不安の声が聞こえてくる。高齢化や人口減少、公共施設の老朽化などの課題を抱える中、財政強化が必要」と強調。「予算を見直し国からの予算確保や企業誘致などを進めて財政を安定させ、ワンランクアップの大田原を実現したい」と支持を呼びかけた。

津久井氏は、出陣式で3期12年をふり返って「東日本大震災など数々の災害、新型コロナ禍に見舞われる中、市民が幸せになれるよう全力を尽くしてきた」と第一声。「皆さまの真心に支えられ、働くことができた。県北の雄都・大田原を理想郷にしたい」と支持を求めた。自身が支援する簗和生衆院議員や、高橋克法参院議員、近隣の市町長らも応援のマイクを握った。

相馬氏は同市山の手の交差点で出陣式。第一声では市財政について、「基金が減り、経常収支比率が96・4%と経費を除けば、自由に使えるお金がわずかしかない。家庭に例えれば、預金を崩しながらやりくりしている」と指摘。「第三者委員会を設置して財政の健全化を図りたい。市民のための政治を実現するため任せてほしい。大田原を元気にしたい」と訴えた。

投票は20日に市内40カ所で行われ、湯津上農村環境改善センター(同市湯津上)で即日開票される。12現在の選挙人名簿登録者数は5万9318人。

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