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ゆるい雰囲気、現状維持を大切に 小峠英二

小峠英二 撮影・桐原正道
小峠英二 撮影・桐原正道

世界各地の驚きの動画を見ながら「世界の今」を出演者が考える情報バラエティー「電脳ワールドワイ動ショー」(テレビ朝日)でメインキャスター(MC)を務める。昨年10月の放送開始から半年。4月から放送時間が30分から1時間に拡大される。「皆さん結構しゃべるので、もう少し尺があった方がいいと思っていました。良かったです」と控えめに喜ぶ。

これまで紹介してきた動画で、特に思い出に残っているのは、インドネシアの電車にいたヘビ。荷物置き場のような場所にいたところを勇敢な乗客の男性が捕らえ、「すごい勢いで下にたたきつけたんですよ。驚きました」。

衝撃映像を扱う番組の中には、別の番組で以前に見た映像が交ざることもあるが、「この番組で見る動画は、どこから見つけてきたのかと不思議に思う、見たことのないものばかり。スタッフが頑張っているんでしょう」と感心する。

映像を見た後は、林美沙希アナウンサーやコメンテーターの専門家と話し合う。事前のネタバレも台本もなし。巨大ロブスターの調理動画を見た後には、話がザリガニ釣りからゴム飛びの話へと変化。ゴム飛びを知らない林アナにコメンテーターのいとうせいこう氏や稲垣えみ子氏が衝撃を受けるなど、出演者が好きなようにしゃべるゆるい雰囲気が番組の売りだ。

時には、コメンテーターに振った話題が拾われずに終わることも。それでも、「とりあえず投げてみるんです。そこから話が転がることもあるし、笑いが生まれなかったらカットするだけだから」と無理に面白さを追求しない姿勢が視聴者に受けている。

番組ではスーツ姿のバストアップしか映らないが、実は足元ははだしにサンダル姿。「そもそもコメンテーターも、アイドルやインフルエンサーを呼ぶのが普通なのに、年齢高めのゲストと(映像を説明する)コンピューターグラフィックのロボットと子供という、とんでもない布陣で戦おうとしています」と苦笑いする。

4月からの放送時間拡大に向けても気負いはまるでない。それどころか、「爪痕を残そうとか、次につながるようにと考える人が一人もいない不思議な番組。血迷って、スタジオにお客さんを入れ始めたらやばいです。下手な話ができなくなる」と、現状維持に余念がないのであった。(道丸摩耶)

ことうげ・えいじ 昭和51年生まれ、福岡県出身。平成8年、西村瑞樹さんとお笑いコンビを結成し、「バイきんぐ」としてネタ作りとツッコミを担当する。コント日本一を決める24年の「キングオブコント」(TBS)で優勝。昨年の同大会では審査員も務めた。「ヒルナンデス!」(日本テレビ)にレギュラー出演するほか、バラエティー番組などの司会やラジオ、CM出演、音楽活動と幅広く活動する。

「電脳ワールドワイ動ショー」はテレビ朝日、土曜午後10時25分。

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