書評

『女子大で和歌をよむ うたを自由によむ方法』木村朗子著

『女子大で和歌をよむ』
『女子大で和歌をよむ』

平安時代の和歌などに触れながら短歌を詠(よ)む際の心得を示した一冊。現代短歌の魅力にも迫っている。会員制交流サイト(SNS)で若者も気軽に短歌を詠むようになってきたトレンドを反映しているといえるだろう。

著者は津田塾大学の教授。本書には同大の日本古典文学の講義が収録されている。主軸は、『源氏物語』『伊勢物語』『和泉式部日記』の和歌。恋の駆け引きなどが三十一(みそひと)文字で表現されている。

講義を受けた学生が詠んだ短歌も載せている。「LINE」「オタク」などの言葉が織り込まれた作品がずらり。平安時代との違いが興味深い。(青土社・2640円)

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