書評

『防災アプリ 特務機関NERV(ネルフ) 最強の災害情報インフラをつくったホワイトハッカーの10年』川口穣著

『防災アプリ特務機関NERV(ネルフ) 最強の災害情報インフラをつくったホワイトハッカーの10年』
『防災アプリ特務機関NERV(ネルフ) 最強の災害情報インフラをつくったホワイトハッカーの10年』

11年前の3月11日、東日本大震災が起きた。多くの人々の命を奪った大災害を機に、地震などの情報配信に取り組み始めたのが本書の主人公、石森大貴さんだ。人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する組織名を使用した「特務機関NERV(ネルフ)」が、日本屈指の防災ツールになる過程が描かれている。

驚かされるのは、石森さんの情熱の強さだ。早く、分かりやすく災害情報を伝えようとする熱意が個人、企業、行政までも動かしてネルフを進化させてきた。巻末には石森さんの寄稿も収められ、防災に対する思いがつづられている。(平凡社・1760円)

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