もはや完成度は“アルファード” 新型トヨタ・ノア試乗記

高速道路で、アダプティブ・クルーズ・コントロールを使ったときも、同様に、スムーズな加減速と、カーブを曲がるときにステアリング・ホイール操作のアシストがおこなわれる。スムーズな走りという開発目標は、加速だけでなく、運転支援技術にも活かされているのだなぁと感心した。

ミニバンとしての機能については、さきに触れたとおり。ワンタッチではね上がるし、いっぽう、また戻せる3列目シートの機能は使いやすい。3列目シート使用時でも、その背後の荷室はある程度の容量が確保されている。2850mmのホイールベースを持つ車体のサイズをぎりぎりまで使おうというパッケージの設計も、工業製品の芸術、といいたくなるほど。

ノアの価格はベーシックグレード「X」(ガソリンエンジンでFWD)の267万円から。4WD「X」は268万8000円。ハイブリッドモデルは「X」(2WD)の305万円から。後輪をモーターで駆動する「X E-Four」は327万円からだ。

多くの装備はオプションとして用意されているので、購入を考えているなら、じっくりカタログとにらめっこして楽しんでほしい。ただし部品不足や工期の遅延という昨今の状況下、納期は、長いもので半年近いとか。そうなると、焦るのも止むなし、か。

文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)

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