青森リンゴのバトンを次世代へ 農業法人がCF 青森・平川

甚八りんご農園が行っている「青森りんごのバトンを次世代へつなごうプロジェクト」
甚八りんご農園が行っている「青森りんごのバトンを次世代へつなごうプロジェクト」

リンゴ畑の風景を残したい-。青森県平川市の農業法人「甚八りんご農園」が、リンゴの木のオーナーを募集するクラウドファンディング(CF)を実施している。「青森りんごのバトンを次世代へつなごうプロジェクト」と名付け、昨年に続く2年目の取り組み。同農園は新規就農希望者を支援するための「りんご学校」も計画中で、140年以上続く青森のリンゴ産業の発展と人材育成につなげたいとしている。

リンゴの木の薪も

初めて取り組んだ昨年のCFは目標額を100万円に設定。県内外の高校生からお年寄りまで100人以上の支援者が集まり、支援総額は114万円に達した。

クラウドファンディングのリターン品として行われた、オンラインでの収穫会=令和3年9月(甚八りんご農園提供)
クラウドファンディングのリターン品として行われた、オンラインでの収穫会=令和3年9月(甚八りんご農園提供)

今年も目標額を100万円にし、内容を充実。支援者には黄りんご「トキ」や赤りんご「サンふじ」「紅玉」など6品種の中から希望するリンゴとリンゴジュースの詰め合わせを提供する。キャンプブームに乗り、剪定(せんてい)や伐採されたリンゴの木を薪(まき)として提供するプランも追加。フェイスブックを通じて生育の様子を定期的に配信したり、オンラインによる支援者同士の交流や収穫祭、小・中学生の自由研究用にリンゴに関するセミナーなども実施する。

CFは26日までで、集まった資金は高齢のうえ後継者のいないリンゴ農家などから農地を引き継ぐための資金や栽培を継続していくための農薬、苗木代、農業用資材の購入に充てる。

担当の村上純平さんは「津軽のリンゴ畑の風景を無くしたくない。全国にリンゴを通した関係人口を増やしてリンゴ産業を守りたい」と力を込める。

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