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ロシア軍、西部に戦線拡大 マリウポリ死者1500人

11日、ウクライナ南東部マリウポリで、ロシア軍の戦車から砲撃を受けた住宅(AP=共同)
11日、ウクライナ南東部マリウポリで、ロシア軍の戦車から砲撃を受けた住宅(AP=共同)

ロシア軍は11日、侵攻したウクライナで西部のルツクとイワノフランコフスクの軍用飛行場を攻撃するなど戦線拡大の動きを強めた。東部ドニプロも空爆を受け、被害地域が広がった。ロシア軍の包囲攻撃が10日以上続く南東部マリウポリでは「人道回廊」を通じた市民の避難が実現せず、死者は1582人に達した。ウクライナメディアが伝えた。

ルツクは北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランド国境まで約100キロ。ルツクの市長によると攻撃で4人が死亡し6人が負傷した。NATO側は警戒を強化しているとみられる。ロシア国防省は二つの飛行場について、高精度兵器で無力化したと主張した。ドニプロでは幼稚園や集合住宅が空爆され1人が死亡した。(共同)

11日、ロシア軍の攻撃を受けたウクライナ東部ドニプロの住宅(ウクライナ非常事態庁提供・ゲッティ=共同)
11日、ロシア軍の攻撃を受けたウクライナ東部ドニプロの住宅(ウクライナ非常事態庁提供・ゲッティ=共同)
11日、ウクライナ・キエフ近郊イルピンから避難する親子(ゲッティ=共同)
11日、ウクライナ・キエフ近郊イルピンから避難する親子(ゲッティ=共同)
侵攻したロシアとの戦いで死亡した地元出身のウクライナ軍兵士を弔う看板=11日、ウクライナ西部リビウ(共同)
侵攻したロシアとの戦いで死亡した地元出身のウクライナ軍兵士を弔う看板=11日、ウクライナ西部リビウ(共同)


11日、ウクライナ・キエフ近郊イルピンで高齢者を避難させる人々(AP=共同)
11日、ウクライナ・キエフ近郊イルピンで高齢者を避難させる人々(AP=共同)
11日、ウクライナ・キエフで、涙を流す女性(AP=共同)
11日、ウクライナ・キエフで、涙を流す女性(AP=共同)


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