法隆寺・金堂壁画 限定公開は「影響小さい」

昨年11月、法隆寺の収蔵庫で金堂壁画を見学する人たち=奈良県斑鳩町(同寺提供)
昨年11月、法隆寺の収蔵庫で金堂壁画を見学する人たち=奈良県斑鳩町(同寺提供)

昨年11月に行った世界遺産・法隆寺(奈良県斑鳩町)の焼損した金堂壁画の限定公開で「見学者の入室による温度と湿度の変化は小さかった」との測定結果が得られたことが12日、同寺で開かれた法隆寺金堂壁画保存活用委員会(委員長・有賀祥隆東京芸術大客員教授)で報告された。壁画は将来的な一般公開が模索されており、寺は「より多く人が入った場合などのデータも取っていきたい」としている。

限定公開は昨年11月10~21日、寄付者を対象に行われた。寄付は約538万円が集まり、壁画を見学したのは1日当たり37~51人で計481人。壁画がある部屋の1日の温度変化は約0・2度以内。湿度の変化もわずかだった。

金堂壁画は、金堂の壁面に7世紀末~8世紀初頭に描かれた如来や菩薩などの仏教絵画。昭和24年1月、火災で焼損。現在は寺の収蔵庫に安置されている。

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