チェルノブイリ、通信遮断 規制当局がIAEAに報告

シェルターに覆われたチェルノブイリ原発4号機=2018年11月(ロイター)
シェルターに覆われたチェルノブイリ原発4号機=2018年11月(ロイター)

国際原子力機関(IAEA)は10日声明を発表し、ウクライナから、ロシア軍が制圧したチェルノブイリ原発と全ての通信が途絶えたと報告があったことを明らかにした。ウクライナ規制当局はIAEAに更新情報を提供することができなくなった。

規制当局は、IAEAに非常ディーゼル発電機がチェルノブイリ原発に電力を供給していると説明したという。

同じくロシア軍が制圧した欧州最大級のザポロジエ原発では、修理を行うために必要な予備部品や機材の供給などが現在不可能な状態だという。

グロッシ事務局長は10日記者会見し、ロシアとウクライナ双方にウクライナの原子力施設の安全確保などに関しての「詳細なアイデア」を提示する考えを示した。(共同)

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