ライチョウ再び中アへ移送 動物園から野生復帰目指す

保護されたニホンライチョウのひなと雌親=2021年7月、中央アルプスの駒ケ岳周辺(環境省提供)
保護されたニホンライチョウのひなと雌親=2021年7月、中央アルプスの駒ケ岳周辺(環境省提供)

環境省は11日、動物園で繁殖させた国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウ40羽程度を8月上旬、中央アルプス駒ケ岳に移送する計画を発表した。悪天候や外敵の恐れがない動物園で増やしたライチョウを野生に復帰させ、群れの復活を目指す。

環境省は昨年8月、駒ケ岳で保護していたライチョウ計11羽を長野市の茶臼山動物園と栃木県那須町の那須どうぶつ王国に移送。近親交配を避けるため、今年1月に雄を交換するなどして繁殖に取り組んだ。このうち一部を駒ケ岳に戻す。

今年8月の計画では、両動物園からヘリコプターと車でライチョウを移送し、1週間ほどケージ内で環境に慣らした後、放鳥する予定だ。

中アでは1969年以降、ライチョウの目撃がなく絶滅したと考えられていたが、2018年7月に雌1羽が確認されたことを契機に計画が進んでいる。

会員限定記事会員サービス詳細